ふるさと納税で寄付をしてもらえる豚肉(イベリコ豚)についての豆知識

イベリコ豚とは、スペインのイベリア地方で飼育される食用豚のことです。日本にも豚肉またはハムなどの加工食品として輸入されていて、一部の自治体ではふるさと納税の返礼品として活用しています。

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イベリコ豚の定義と種類について

イベリコ豚とは、スペインのイベリア地方原産の食用の黒豚(イベリア種)が、100%またはデュロック種など他の品種と交配させ、イベリア種が50%以上含まれる豚のことを指します。日本では「ドングリを食べて育った豚」として知られていますが、中には配合飼料だけで飼育された豚も存在します。

イベリア地方で育てられたイベリア種の豚は、グレードが高い順にデ・ベジョータ(Bellota)、レセボ(Recebo)、ピエンソ(Pienso)の3つのランクに分けられています。このうち、ドングリを食べて一定以上成長したイベリコ豚が最高ランクのデ・ベジョータで、肉質・脂肪が良くて美味です。レセボはドングリや牧草に加えて配合飼料も食べて育てられた豚です。ピエンソは、配合飼料のみを与えて飼育された豚です。

2001年以前には、イベリコ豚は生ハムなどの加工食品の形でのみ日本に輸入されていましたが、2004年以降に加工前の肉を輸入して調理に利用されるようになりました。

ドングリを食べた豚が最高ランクの理由

食物の中に含まれる脂肪には、大きく分けて飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の2種類があります。

このうち、成人病の原因となる脂肪は動物性脂肪の飽和脂肪酸です。これに対して植物性脂肪の不飽和脂肪酸は悪玉コレステロールを下げる働きがあり、成人病の予防効果があります。不飽和脂肪酸は固まりにくく、常温でも流動性があります。ナッツ類には不飽和脂肪酸のひとつであるオレイン酸が多く含まれています。

不飽和脂肪酸であるオレイン酸を多く含むドングリを食べて育った豚のお肉にもオレイン酸が豊富に含まれています。オレイン酸を多く含む豚肉は脂が溶けやすいため、口の中で脂がとろけるように滑らかで上質な肉質が特徴です。不飽和脂肪酸であるオレイン酸を多く含む豚肉は、悪玉コレステロールを下げる働きもあります。

ちなみに同じイベリコ豚であっても、配合飼料で育てられたピエンソには他の豚肉と同じようにオレイン酸がほとんど含まれていません。

ふるさと納税でイベリコ豚がもらえる自治体

一部の自治体では、ふるさと納税の返礼品としてイベリコ豚を選ぶことができます。

ローストポークや生ハムなどの加工食品だけでなく、しゃぶしゃぶやステーキ、バーベキュー用のステーキ肉がもらえる自治体があります。

大阪府熊取町にふるさと納税で1万円以上の寄付をすると、ドングリの実を食べて育った最高級ランクである「デ・ベジョータ」のしゃぶしゃぶセット(合計460g)がもらえます。熊取町に1万5千円以上の寄付をすると、デ・ベジョータのステーキ肉(合計1kg)がもらえます。大阪府貝塚市でも同様に、1万円の寄付でデ・ベジョータのしゃぶしゃぶセット(合計460g)がもらえます。

静岡県藤枝市に1万円以上の寄付をすると、しゃぶしゃぶ肉400gまたは焼肉用の豚肉が300g(いずれもデ・ベジョータ)がもらえます。他にもふるさと納税で寄付をすると、スペイン産の生ハムやローストポークがもらえる自治体があります。

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